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2012年04月03日

●住宅哲学7 「例外状態」としての基本設計

施主が建築家と取り結ぶ関係というのはどういったものだろうか。
建築家とは建築の専門家だが、専門家というのはそれぞれの専門的な言語体系を身につけた者という意味であろう。
弁護士なら法という言語体系を、医者なら医学という言語体系を共有するように、建築家は広義の建築言語を共有する専門家集団の一員である。
彼らは(顧客であり素人である)僕らの行為や意思を専門的な言語体系に置換する。
弁護士ならばそれを法言語に「翻訳」(代行=表象)するし、医者は我々の身体の症候を医学言語として「解釈」する。
しかし建築家がおもに行う仕事は、それらともどこか異なっているように思われる。

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