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2010年06月15日

●デンマーク戦に向けて

いまさらここで言うまでもなく、カメルーン戦はほんとうにいい闘いだった(ゲームとしての質はともかくとして、だけど)。
こーゆー潜在能力もふくめてすべて出し切った感は、フランスW杯出場を決めたイラン戦、あるいはむしろアトランタ五輪出場を決めた95年のサウジ戦を思い出せるほどだった(ちなみにあのときはナカタがFWもやっていた)。

ただ、逆に言うとこのチームでできることはここまでかもしれないし、個人的にはこれで今回のW杯は充分に満喫させてもらったと思う。つまり残り2試合負けて結果的にグループリーグ突破ができなくても全然文句はないし、今回の勝利はそれほど価値のある、誉めたたえる価値のある一勝なのである。

・・・という前提で、あえてこの先を望むとするなら、このチームの全力を超えた能力を岡田監督は引き出す必要がある。要するに次のオランダ戦では戦力を温存して、デンマーク戦にすべてを賭けるべきだろう。「勝ったチームは変えるべきでない」というのはセオリーだけど、もちろんここではセオリーは無視する。たとえオランダ戦で負けたって、最終戦に不利になることがない以上、ここはバクチを打つべきだ。
具体的には土曜はイエローをもらったトゥーリオをはじめ、阿部、遠藤、松井あたりはベンチに置いて、岩政、稲本、W中村あたりに出場機会は与えておきたい。もちろん勝敗は度外視。

ただ、やはり土曜のプライムタイムのゲームを捨てる、というのはそうとうの覚悟が必要だし、失敗したら岡田監督はほとんどパブリック・エネミー扱いだろう。しかし真珠湾奇襲に成功した帝国海軍がイケイケのまま、結局ミッドウェー海戦でむげに虎の子の空母を失って勝機を失った故智から学んでほしいものである。

もしもそうしたイケイケの「空気」に逆らって、岡田監督が大胆な戦略を打てるとしたら、彼はその時こそ名実ともに「勝負師」の名にふさわしいコーチといえるだろう。
グループリーグ突破の暁には、もちろんボクも自らの不明を恥じつつ最敬礼である。