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2009年08月22日

●海外ドラマ

これまでで指折りのダメ夏でした。先月までは見たいTVもなかったのに、今月はひたすら毎日5時間以上レンタルDVDを眺める日々。

久々に庵野秀明「ラブ&ポップ」。97年の公開時には月野さんと一緒に観に行った記憶があるけど、エンコーという風俗描写が古びた現在では、もはやただのシロートの隠し撮り映像にしか見えない。手持ちデジカメで撮影した画質と、やたらと奇を衒ったつもりのダメ構図がそう思わせるのだろうけど。
とはいえ、日本人が世界でもっとも裕福だった最後の時代の記録としてこの映画には意味があるだろう。その教訓は「カネがあるとき人間は何も考えてない」ということだ。

んで、今は「完璧な恋人に出会う方法」という韓国TVドラマ鑑賞中。これまで韓流未経験だったので、まずはその長さに驚く。1話あたりきっちり60分強で、しかも1クール16~20話続くから、全部で日本のドラマの1.8倍くらいの尺になるんじゃなかろうか。
だからストーリーの転がし方も当然日本と違っていて、最初はトレンディな男女の駆け引きかと思っていたら、最後は韓流お得意の「出生の秘密」にからんだサスペンス・ミステリーになる(あとやたらと偶然の出逢いが増える)という大胆な展開。いい加減ウンザリするけど、これはこれでクセになって途中で止められなくなるから不思議。
ちょうど再放送していた「アグリーベティ2」のように、ヒロインがトロくさいのと、そのトロいヒロインに無茶な三角関係を仕込んで話を盛り上げる通俗な手口は、洋の東西を問わず一緒である。なにしろどっちもヒロインが憧れの男子から愛人契約を持ち出されたりするのである。下品だなぁ。ドラマを盛り上げるためにクズな男を愛するにしても、そのせいでヒロインが被害者ぶるのもうっとうしい。
ただし根性と整形手術で成り上がった根性ババ色のウィルミナ姐さんがご贔屓のボクとしては、こーゆー理知的で笑えるヒールがアジアの湿っぽい風土に皆無なのが残念デアル。世俗的でかつ頭が切れるというキャラが太平洋のこっち側では成立しないのか。むしろありがちなのは、どす黒い欲望のわりには頭の悪い悪党か、もしくはすぐに超常化するという(「20世紀少年」もそのパターンだな)。あとは善人のなれの果てか、心神喪失したクズ。たいていは幼稚である。
ついでに主役が自棄になると酒を呑んで酔いつぶれる東アジア的悪癖もどうにかしてほしいと思う。これも大人の無責任というか、甘えがならしめる設定というか。
でも定番の「ジンロ」の小瓶は焼酎にちょっと甘い味付けがしてあって、チューハイよりおいしいんだよね。あれ、日本の飲み屋にも置いてほしいんだけど、見たことないんである。