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2009年03月01日

●「チェンジリング」

(以下ネタばれあり、かなぁ・・・)

最近、たとえば島田紳助とか品川庄司とかがなんだか幸せそうにはしゃいでるバラエティーを見るとイラっとくるので、その手の番組で毎週見てるのは「草野キッド」と「気になる子ちゃん」だけなのだ。たぶん浅草キッドやパフュームはどっか苦労人な雰囲気を醸し出してるからなんだろうな~。
・・・とまあ、今はそのくらいめちゃめくゃメンタル的に弱っているので、こーゆー映画を観るとガッツリとやられてしまう。保守派に牛耳られたロス市警というのはブッシュ時代のワシントンのアナロジーなんだろうか。正直、アンジョリが精神病院で電気ショックくらう直前に救済の手が伸びる演出なんて、イーストウッドにしてはあまりに通俗というしかないけど、でも、それだって「願えば叶うアメリカの正義と勇気」って神話を、イーストウッドやオバマとともに半分くらいは信じてもいいと(映画を見終わった後は)つい考えてしまうのだ。しかしもちろん同時に、失われたものは永遠に失われたままである悲痛をイーストウッドは描いているから、この映画は美しいのだけれど。それになんてったって「闘うわ、あたしには失う物は何もないもの」と呟いたアンジョリの男気あふれる顔は、間違いなくイーストウッドそのものなのである。

で、いい気分でうちに帰って「銭ゲバ」を見たら、みどりちゃんまで風太郎の生き写しのように精神が荒廃しちゃってるし・・・。だいたい椎名桔平のわかりやすい父親キャラが対照的でよくできてるけど、風太郎が心からおカネ大好きだったら、ああゆう自滅的な告白はしないよな~。
BSのインタビューでエマニュエル・トッドは「やっぱアメリカお終い」と言ってる・・・。トッドは「世界の需要の喚起するための保護主義」を主張していた。言いたいことはわからんでもないが、でも世の中がそんな都合よく思い通りいくかい!? 日本人に対しては「もっと大人になれ」とかずいぶん失礼なことを言っていたが、これはまあ「気にくわないことが書いてあるから新聞読みません」とか公言してる、どう見ても厨房なみの精神年齢の総理大臣を抱えている国民としては、なんとも反論しようがないな~。

つまりもう、何もかもお終いだから・・・ってことで。