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2007年11月16日

●恢復祈願

何を書いても不吉なほど懐古的になってしまう気がするので、今はただ「祈る」とだけ書いておきたい。
本当に大きな何かを失いかけているのだろうか、ボクたちは。

(17日追記)
いくつかの掲示板で「119番も満足にかけられないオシムとその家族が悪い」(大意)というカキコミを読んだ。
英語が下手くそなことで国際的に有名な日本人の皆さんは、言葉のままならない非英語圏の海外で、親しい関係者も掴まらず、緊急時で慌てている場合に、自分自身で冷静に救急番号(かかりつけの医師がいいか、119がいいか?)を判断し、その相手に患者の状況を正確に伝えることができる方々ばかりらしい。
「自己責任」とでもいいたいのか。
彼らは緊急時に家族が、救急車や医療が、マニュアルどおりに動くと信じているのだ。
自分自身がマニュアルを信じ切っていることに、状況がマニュアルから外れたら何もできないことに、これっぽっちも気付いていないのだろう。
ご立派なことである。

(28日追記)
意識を回復しつつある、という記事。よかった。
しかしロイター発のその記事には、デマ同然の誹謗が恥ずかしげもなく記述されている。不快なので記録しておく。
「今年のアジア・カップでは1試合を消化した時点で選手たちを「アマチュア」と批判し、通訳を泣かせるなど、精神的なストレスの兆しを見せ始めていた。/アジア・カップのライバル国の監督たちからも、オシム監督が抱える「とてつもないプレッシャー」を心配する声が挙がっていた。」
この記事を書いた記者は、「選手への罵詈」と「ストレス」と「脳溢血」には、それぞれどのような因果関係が成立するといいたいのか?

(12月4日追記)
「「試合は?」と第一声 病床のオシム氏
 日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事は4日、脳梗塞(こうそく)で入院している前日本代表監督のオシム氏が最初に言葉を発した時の様子などを家族の了解を得て紹介した。
 サッカーに情熱を燃やす指揮官らしく、第一声は「試合は?」と問い掛ける質問だった。アイスクリームを食べさせたアシマ夫人が「冷たい?」と尋ねると「冷たくなければアイスクリームではない」と、オシム氏らしい言い回しもあったという。
 オシム監督は先月末ごろから家族と会話が少しずつできるようになり、2010年ワールドカップ(W杯)アジア3次予選の日本の組み合わせや、Jリーグの結果にも興味を示している。ただし田嶋専務理事によると現在は「覚せいと睡眠を繰り返している」状態で完全に意識を取り戻しているわけではないという。[ 共同通信社 2007年12月4日 21:43 ] 」
・・・感動しました。この人は病床の中でも闘っていたのだ・・・。

(12日記)
順調らしい。嬉しい。「来年あたりなにげにジェフで監督している気がしてきたよ・・・」旨のカキコミもあったけど、本当にそうだね。
「オシム前監督「ワインがあれば…」 順調に回復、食欲も
 日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事は11日、急性脳梗塞(こうそく)で入院している日本代表のオシム前監督が順調に回復していることを報告し、会話内容などを紹介した。
 現在も集中治療室にいるが、意識が明瞭な時間が増え、普通の病院食も口にしている。魚のカレイが出た時は「ワインがあれば、なお良いのだが」と禁じられているアルコールを要求したとか。このほかコーヒーやフランス産のチーズも味わったそうで、食欲もある様子だ。
 サッカーの話題も多く「クラブワールドカップの浦和は大丈夫か」と気にかけていたという。家族だけでなく、看護師や医師とも英語で会話している。」(サンスポ)
「サッカー批評」も買った。木村氏GJ。前号の記事批判も書いてるこの原稿を載せた編集部も立派。

(17日記)
「1、2週間で一般病棟へ 病床のオシム前監督
 日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事は17日、脳梗塞で入院している日本代表のオシム前監督が順調に回復が進めば1、2週間で集中治療室(ICU)を出て一般病棟に移る見通しであることを明かした。
 オシム氏は「病院内の移動は大したことではない。大事なのは病院から出ることだ」と話したという。最近はクリスマスツリーを飾っている病室でクロアチア、ドイツ、フランスなどの雑誌を読み、数字パズルの「数独」を解くこともあるそうで、回復ぶりがうかがえる。食欲も旺盛で、煮魚や中華風かに玉、とろろ昆布なども食べている。」
[ 共同通信社 2007年12月17日 16:01 ]
岡田氏に代表監督を委譲したのは早まったのではないか、と思わせるような恢復ぶりであることを心から祈っています。
(もちろん実際は過酷なアジア各国への旅を含む代表監督という激務が難しいのはわかっているけど・・・)
オシム監督時代の記念に今年のアジアカップDVDを購入。

(24日記)
「オシム前監督が集中治療室出る(日刊スポーツ)
 急性脳梗塞(こうそく)で入院中の前日本代表監督のイビチャ・オシム氏(66)が集中治療室から出たことが、日本協会関係者の話で23日、分かった。同関係者によると、看護師や医者と話をするなど回復方向に向かっている様子。だが、依然として面会謝絶状態にあり、テレビもみられないという。同関係者は岡田新体制発足について「(オシムが)代表に興味があっても親族が教えたかは分からない。たぶん伝えていないと思う」と話した。」
[日刊スポーツ:2007/12/24 10:08]
あえて深読みするなら、協会はオシム老師に「岡田新体制発足」を教えてほしくない、と暗に願っているように感じられる。疚しさを感じているのではないか。
結果論に近いとはいえ、12月中にここまで恢復するなら、少なくとも老師の了解を取ってから岡田氏に正式にバトンタッチしても遅くはなかったはず。今のところ、代表での岡田氏の仕事は「監督代行」であったとしても問題ないように思える。

(25日記)
「オシム氏が転院、リハビリ開始=岡田新監督の事実も伝える-サッカー協会
 日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事は25日、急性脳梗塞で千葉県浦安市の順天堂大学医学部浦安病院に入院していた日本代表前監督のイビチャ・オシム氏(66)が24日に東京都内のリハビリ専門病院に転院し、リハビリを開始したことを明らかにした。
 田嶋専務理事は24日、オシム氏が11月16日に倒れて以来初めて会話を交わすとともに、岡田武史氏への代表監督交代の事実も初めて伝えた。同専務理事は、その際のオシム氏の反応については具体的には明らかにせず「想像以上にコミュニケーションが取れた。非常に頭のいい方なので、今の状況は客観的に分析していると思う」と説明するにとどめた。
 田嶋専務理事はオシム氏の今後について「何らかの形で日本サッカー界のために貢献してもらいたい」と語り、健康を回復すれば何らかの役職を用意する考えを示した。」
[ 時事通信 2007年12月25日 16:05 ]
ハッピーメリークリスマス! ・・・って言っても、オシム老師ムスリムだし、ていうか無神論者だろうし。
今後は心おきなくサッカーを楽しんでほしいです。

(27日記)
「オシム前監督、歩行訓練=川淵会長が見舞う-サッカー(時事通信)
 日本サッカー協会の川淵三郎会長は27日、東京都内のリハビリ専門病院に入院している前日本代表監督のイビチャ・オシム氏を見舞った。11月16日にオシム氏が急性脳梗塞(こうそく)で倒れて以来、初めて面会した川淵会長は「驚くほどの回復ぶりだった。こういう状態で今年中に会えるとは夢にも思っていなかったので、本当にうれしい」と話した。病院長によると、オシム氏はこの日から歩行訓練を始めたという。
 川淵会長はオシム氏の回復具合について「左半身がやや不自由だが、言葉は何の問題もない印象。握手した時、右手の握力は全く今までと変わらなかった」と説明した。
 オシム氏は24日に千葉県浦安市内の病院から転院。テレビの視聴も可能になり、最初にスペイン1部リーグのレアル・マドリード-バルセロナ戦のビデオを見た。オシム氏は川淵会長に「いつでもサッカーの勉強はしなくてはいけない」と語ったという。」 
[時事通信:2007/12/27 18:36]